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《来日予定メンバー》
John Cyriis: Vocals
Juan Garcia: Guitars
Bernie Versailles: Guitars
Robert Cardenas: Bass
Rigo Amezcua: Drums

AGENT STEELの伝説は、ジョン・サイリース(vo)とチャック・プロファス(ds)が、歌詞のテーマをSFや地球外のものに求めたスピード・メタル・バンドを結成するアイディアを思い付いた1984年に始まる。コンセプト自体がそれまでシーンに存在したものとは完全に異なるものだっただけでなく、音楽もそのアイディアのユニークさを反映していた。スラッシュ・メタルがまだ創成期だった時代のことだ。同年、以前サイリースも在籍していたABATTOIRからフォアン・ガルシアをギタリストに迎えると、翌1985年にデビュー・アルバム「Skeptics Apocalypse」をアメリカは『Combat Records』から、ヨーロッパは『Roadrunner Records』からリリースする。続いて脱退したカート・コルフェルト(g/後にHOLY TERRORを結成)の後任として、当時まだ18歳だったバーニー・ヴァーセイルズを迎えると、アルバムのリリース日にはカナダはモントリオールで開催された『Banzai Metal Festival』にSlayer、Metal Church、Exodusらと出演。ベイ・エリア・スラッシュのアグレッションとJudas PriestやIron Maidenなどの鋼鉄神からインスパイアされたハイトーン・ヴォーカルの組み合わせに は、大きな反響を呼ぶ。イギリスの『Kerrang!』誌では「高速のIron Maiden」と評されたりもした。 翌1986年初頭にそのJudas Priestのカヴァーも収録したEP「Mad Locust Rising」をリリース。続いて、後に「デス・メタルの聖地」として知られることになるフロリダの『Morrisound Studios』に入ると、Savatageなどを手掛けたダン・ジョンソンのプロデュースのもと、セカンド・フル・アルバム「Unstoppable Force」のレコーディングを開始する。途中、オランダの『Aardschok Dag』フェスティヴァルにLaaz Rockit、Helloween、King Diamondらと出演すると、そのままヨーロッパに留まってOverkillとAnthraxとともに『Speed Metal Attack』と題されたツアーを行い、大きな反響を得る。 帰国後レコーディングを完了したこのアルバムは、ヨーロッパを中心に高い評価を獲得、バンドの日本デビュー作となった他、アメリカでもメジャー・レーベルの関心をも集めたが、バンド内の問題によりガルシア、ヴァーセイルズ、マイケル・ザプティル(b)の3人が脱退、メジャー契約の話も流れてしまう。前作同様『Combat Records』から1987年3月にリリースされたこのアルバムのツアーでは、サイリースとプロファスの2人は、後にObituaryやTestamentに参加するジェイムズ・マーフィー(g)、ジェイ・ウェスロード(g)、後にNasty Savageに参加するリチャード・ベイトマン(b)を迎えてヨーロッパへ出発。イギリスの『Hammersmith Odeon』ではライヴ・ビデオの収録も行うが、結局バンドを立て直すことはできず、翌年には完全に解散してしまう…。 ガルシアとプロファスは楽しむためにパンク・バンドで一緒にプレイするようになり、「これができるなら…」と、プロファスはある日AGENT STEELの再結成を思い付く。続いてガルシアがヴァーセイルズ、ザプテイルの2人に連絡を取り、1998年、遂にバンドの中核が再結成を果たす。ヴォーカリストのサイリースとの別れはとても友好的なものとは言えなかったにもかかわらず、バンドは彼を見つけようと様々な手を尽くしたが、結局徒労に終わってしまった。ちょうどその時『Century Media』が『Combat Records』のバック・カタログを購入、80年代のクラシック・アルバムを再リリースしようとしており、『Wacken Open Air』のプロモーターも再結成AGENT STEELに興味を示していただけに、とても残念な事態だったが、意思の固いバンドはヴァーセイルズがAGENT STEEL脱退後に活動を共にしたことのあるブルース・ホールに連絡を取ることにする。神話的で謎めいたサイリースのレンジに匹敵するシンガーを見つけることが困難であることは誰よりもバンドが知っていたが、ホールは初のリハーサルでそんな危惧を吹き飛ばしてしまった。 "Unstoppable Force"、"Rager"、"Bleed For The Godz"といったバンドのクラシックを歌うホールを見た彼らは、ニュー・シンガーとして正しい人物を発見したことを確信、ここにAGENT STEELは正式に再結成された。 すぐさまニュー・アルバムの曲作りが始まり、『Candlelight Records』と契約を締結したバンドは、個人的な事情により脱退したザプティルの後任としてEVILDEAD〜TERRORのカルロス・メディナを後任に迎えると、1999年に「Omega Conspiracy」をリリースする。同年には『Wacken Open Air』にも参戦、サイリースのいないバンドの正当性について疑問を投げかける人々をも黙らせるような、強力なパフォーマンスを披露する。翌2000年初頭には、AnvilとRiotと共にヨーロッパ・ツアーを行った他、『Metal Blade Records』より「Omega Conspiracy」をアメリカでもリリースする。 再結成第二弾となるアルバムのソングライティングは2001年初頭に始まり、春までには楽曲の準備も整ったが、ここで前任シンガーのサイリースとの間で問題が発生、リリースに向けての活動は実質的に停止に追い込まれてしまう…。この状況に嫌気がさしたプロファスが脱退。後任に元TERRORのリゴ・アメズキュアを迎えると、バンドはVicious Rumors、Exciter、Abattoirらと『Classic Metal Fest』に出演。強力なパフォーマンスで観衆をノックアウトすると、ニュー・アルバム「Order Of The Illuminati」のレコーディングを行う一方で、2002年中にわたり、積極的なライヴ活動を展開する。同年末までにはサイリースとの話し合いも始まり、問題も解消、サイリース自らこの再結成AGENT STEELを公に認めるに至った。 こうして4作目となる「Order Of The Illuminati」は翌2003年にイタリアの『Scarlet Records』リリースされ、日本盤も発売された。続いてExodusのサポートとしてヨーロッパをツアーすると、翌2004年にはSlayer、Soulfly、Dimmu Borgir、Nightwishらと共に『Dynamo Open Air』に出演。 再び活発な活動を開始したバンドは、新たにオランダの『Mascot Records』との契約を獲得すると、ニュー・アルバム「Alienigma」のレコーディングを開始する。Slayer、Dark Angel、などを手掛けてきたビル・メトヤーがプロデュースを手掛けたこのアルバムは、ヨーロッパでは2007年9月にリリースされた。バンドは時を同じくしてVicious Rumorsと共にヨーロッパへと出発。再びAfter Allをサポートに迎えたこのツアーは約1ヶ月にわたり、各地でソールド・アウトが続出する大きな成功を収めた。そして遂に2008年3月、決してスピードを失うことないまま、バンド史上最もヘヴィかつアグレッシヴな作品となったこの「Alienigma」は、ボーナス・トラックを1曲追加収録してSPIRITUAL BEASTより日本リリースされる。 そして2011年オリジナル・ヴォーカリストであるジョン・サイリースが復帰し、THRASH DOMINATION 2010への参戦が決定した。

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